理想のリーダー像

 

理想の指導者というのは、
ただその人がいるということを
知っているだけでいいのさ。
誉められたり、人気者だったり
するのは、まだ第二級の指導者さ。
人々から恐ろしがられたりする
のは第三級。
ましてや、下の者からバカに
されるような指導者は最悪の
指導者なんだ。

こんな指導者には誰も従わない
だろう。

人の上に立つ者は、
まず言葉と行動を一致させ、
誠実であること。
言っていることと行っている
ことが一致してなけりゃ、
誰も信用しないもの。
だから、理想の指導者というのは、
表だっては、説教もしないし、
何もいわないので、
何もしていないように見えるんだ。
そして、一応の役目が終わったら、
季節が変わるように静かに去って
いくものさ。

すると人々は、
この幸せな暮らしは、
みんな自分たちで作り上げたもの
だと思う。
それが最高なんだよ。

（引用元：『老子』より）

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