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定年後を生きる(曽野綾子名言集)

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定年後を生きる(曽野綾子名言集)

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定年後を生きる

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定年後も会社にしがみつく
ような策のないことは、
その人の生涯にかけて
恥ずかしいことだろう。

 

出典「至福の境地」


 

 

長い年月時間に縛られて
暮らしてきた生活に存分に
「復讐」して死ぬのは、
なかなか乙なもねん年のだ。しかも
この復讐は陰湿ではなく、
笑いがあることが
素晴らしい。

 

出典「至福の境地」


 

 

そもそも、あらゆる瞬間に
今の生き方以外に「逃げ道」
だか「退路」だかを考えて
おかないというほうが、私は
間違っているような気がしま
す。

 

出典「日本財団9年半の日々」


 

仕事の内容も人も絶えず動い
いないと、動脈硬化を起こ
して
死んでいく。

出典「日本財団9年半の日々」


 

 

心がけ一つなのだ。
面白がれば、すべてできる。
すべて自分が主体となり、
その分だけ自由になる。

 

出典「晩年の美学を求めて」

 

 

 

 

 

私はいつも「会社を愛しては
いけない」と言ってきた。
もちろんそれにはいささかの
逆説も含まれている。だから
一応人は会社に忠節を尽くす
べきなのだ。

しかし愛し始めると、人は
物にでも人にでも盲目に
なる。執着し始める。
悪女の深情になる。周囲は
迷惑千万だ。

 

出典「魂の自由人」


 

 

組織も人もいつかは消えて
当然だろう。
それも自分勝手に止めた、
では申しわけも立たない
だろうが、お金がどうして
も集まらなかったら、止め
るほかはない。

 

出典「神様、それをお望みですか」


 

人間にとっても最も残酷な
ことは、
「お前はもういらない」と
言われることだ。誰でも病気
になり、誰でも年を取るのに
それで差別されるし、自分
から差別する人もいる。

出典「至福の境地」


 

人に奉仕するためにはお金
か、時間か、労力において
損をする覚悟が必要です。
出典「日本財団9年半の日々」

 


 

一旦辞めたら、もう昔の職場
には、足を踏み入れないのが
礼儀です。

出典「日本財団9年半の日々」


 

私は幾つになっても人生を
能動形で捉え、他人のために
最後の働きをさせて頂くこと
光栄と思いたいのである。
それが私にとっての幸福の形
だからだ。

出典「狸の幸福」


 

ますます増えていく老人たち
にとって大切なことは、死ぬ
まで働くことをやめず、いか
にいつまでも貰う側ではなく
与える側に立つ光栄を維持
できるか、ということにかか
っているだろう。

出典「辛うじて「私」である日々」

  

 

会社が嫌いではやっていけな
い。仕事がつまらなくても
働き続けることは不可能だ。
だから働く先を愛することは
いいことだ。

しかし自分が資本金の百パー
セントを出した会社でもない
のに、深く深く愛することは
不気味で筋が通らないので
ある。

 

出典「魂の自由人」


 

余人を持って代え難し、と
いう人がまったくいないとは
言いませんが、だらだらと
いつまでも同じ人が同じ役職
にいるのは、やはり老害と
いわれるものが出てくる。
どうしても、組織が硬直して
きます。

出典「日本財団9年半の日々」


 

人間はもともと何も持たず
病気になれば弱いもので、
物質と同様古びていくもの
なのである。

出典「自分の顔、相手の顔」


 

定年は突発的にやってくる
ものではない。地震とか
今まで聞いたこともなかっ
た毒物を撒かれたとか、
隕石が落ちた、とかいうよう
なことではない。
死と定年は必ずやってくる
ものだ。だからそれで生活
が破壊されると思うのは、
つまり当人の準備が悪いの
である。

出典「至福の境地」

ひとりで生きる
人生の後半を生きる
別離を生きる
減らして生きる
病気と生きる
老いながら生きる
晩年を生きる
運命を生きる

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