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樹木希林の言葉・名言集(老)

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樹木希林の言葉・名言集(老)

 

年を取ってパワーがなくなる。病気になる。言葉でいうといやらしいけど、これは神の賜物、贈りものだと思います。終わりが見えてくるという安心感があります。


年を取ったら、みんなもっと楽に生きたらいいんじゃないですか。求めすぎない。欲なんてきりなくあるんですから。


足るを知るではないけれど、自分の身の丈にあったレベルで、そのくらいでよしとするのも人生です。(2008年6月)


年をとるって、絶対に面白いことなの。若い時には「当たり前」だったことができなくなる。それが不幸だとは思わない。そのことを面白がっているんですよ。(2014年10月)


不自由なものを受入、その枠の中に自分を入れる。年をとるというのは、そういうことです。(2015年5月)


こういうふうにしていけば、私みたいなタチの女は美しく老けられるなというものが、ここのところ、ずっと見えてきているつもり。それは要するに、しっかりと仕えることだと思ったんですね。ボロ雑巾のようになって仕えて。私の場合には、子ども、うちの両親、主人に仕えきってそしてバタッと死ねるような人生を生きようと思うんですね。


人間として、こういう終わり方しかなかったんだわねっていうことで、いいんじゃないかなぁ、もう結論というのはね、十人十色あるわけだから。


私、大事な人にはちゃんと長生きしてもらいたいと思っていたから、何かあるたびにどぎまぎしちゃっていたんですよ、心がね。だけど、今は仮に隣にいた人がバタッと逝っても、「ああ、この時間だったのね」ってぐらいに思える。気楽ですよ。これも成熟のひとつかな。


マイナスはマイナスではないんだね、けっして。マイナスの出来事も含めて、自分の栄養かな。


アンチエイジングというのもどうかと思います。年齢に沿って生きていく、その生き方を、自分で身つけていくしかないでしょう。100歳まで長生きしたいという風潮も、どうなのかしらねぇ。自分が楽しむためなのだろうか、と考えちゃいますね。


「希林さんは普通に年取ってますね」って言われたことがあるけれど、それは褒め言葉だと思っている。


後期高齢者でございます。もう、この言葉が大好きなの。(2018年5月)


60歳を過ぎたら60歳を過ぎたなりの、何かいい意味での人間の美しさっていうのがあるような気がするんです。そういうふうに年をとっていけたらいいんじゃないかなって、それが実感なんですね。(2006年12月)


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