名言・格言・言葉の宝石箱

昨日を越え、明日を掴み、今日を生きるあなたへ

樹木希林の言葉・名言集(病)

PR

樹木希林の言葉・名言集(病)

病気のおかげで、いろいろな気づきもありましたね。だって、気づきをしないと、もったいないじゃない?せっかく大変な思いをするのに、それを「こんなふうになってしまって」と愚痴にしていたら、自分にとって損ですから。

(映画『あん』公開時のインタビューで、病気になって得た気づきについて。 2015年6月:『樹木希林120の遺言』より)


切るのは簡単、でも生活の質を下げない治療法を探すのは大変です。病院通いで一生を終えるぐらいなら、なまじ命なんてなくてもいいと思うの。

(新聞のインタビューでガン告白後の生活について語る。2018年8月 :『樹木希林120の遺言』より)


私は抗がん剤はやらないと決めたけど、抗がん剤が効く人もいるからね。自分の後始末はするけど人の心配までしていられない。相談されたら「もっと勉強してごらん、自分の体をよく知ってごらん」と答えています。

(新聞のインタビューでガン告白後の生活について語る。2018年8月 :『樹木希林120の遺言』より)


闘病しているという気持ちは全然なかったわね。抗がん剤治療で苦しむ患者さんを何人も見ました。でも、私の治療法だと、生活の質が全く落ちなかった。だから、とても満足しています。

(新聞の連載インタビューで、半年を振り返って。2018年5月:『樹木希林120の遺言』より)


私は何でもおもしろがれるの。病気に対しても、おもしろがるためには(治療などを)やめとこうじゃないかと。

(半生を振り返る新聞のインタビューで、右乳房摘出手術後の治療について問われて。 2005年7月:『樹木希林120の遺言』より)


私にはいい塩梅にがんっていうのがあるから、いろんな意味で有効に使ってるのよ。何かを断るときには「もうがんが大変なの」とさえ言えば、「あっ、そうですね」となるし。まあでも病気をしてから少し謙虚になりました、私。

(橋爪功さんとの対談で、互いの健康状態について話して。2016年6月 :『樹木希林120の遺言』より)


がんがなかったら、私自身がつまらなく生きて、つまらなく死んでいったでしょう。そこそこの人生で終わった。

(医師、鎌田寛さんとの対談で、がん治療生活について語る。2012年2月:『樹木希林120の遺言』より)


みんなどんなかたちであれ人生は終了する。私の場合、いつも死を目前にしなきゃならないがんに対してはありがたいとは思う。

(医師、鎌田寛さんとの対談で、がん治療生活について語る。2012年2月:『樹木希林120の遺言』より)


ガンになって死ぬのが一番幸せだと思います。畳の上で死ねるし、用意ができます。片付けしてその準備ができるのは最高だと思っています。

(映画『神宮希林 わたしの神様』公開時のインタビューで、ガンについて語る。2014年5月:『樹木希林120の遺言』より)


人生がすべて必然のように、私のがんもまったく必然だと思っています。

(映画『あん』の原作者・ドリアン助川さんとの対談で、自身のガンについて語る。2015年6月:『樹木希林120の遺言』より)


関連:樹木希林、死についての名言集
関連:樹木希林 老いについての名言集

Return Top