~は行~
八面六臂
(はちめんろっぴ)
【意味】
八つの顔と六つの肘のこと。
転じて、多方面に手腕を発揮
すること。一人で数人分の働き
をすることの例え。
花より団子
(はなよりだんご)
【意味】
風流よりは実利をとる。
外観よりは実質を重んじる
ことの例え。
早起きは三文の得
(はやおきはさんもんのとく)
【意味】
朝早く起きれば、何らかの
得があることをいったもの。
犯罪のかげに女あり
【意味】
犯罪の動機には多くの場合、
女性問題がからんでいること
あるいは犯罪の背後には大抵
女性が暗躍していることをいう。
人の噂も七十五日
(ひとのうわさもしちじゅうごにち)
【意味】
噂も時間が経てば
自然に消えてゆく。
火のないところに煙は立たぬ
【意味】
火がなければ煙は立たない。
そのように全く事実がないところ
には噂がたったり、疑いがもたれ
ることはない。噂や疑いが生じ
たりするからには、必ず何らかの
根拠があるはずだという意味。
瓢箪から駒
(ひょうたんからこま)
【意味】
意外なことのたとえ
として用いられる。
貧乏暇なし
(びんぼうひまなし)
【意味】
貧しいものは生活に追われ、
ゆっくり休む時間もない。
貧乏で生活に追われることを
嘆いているときに用いる。
夫婦喧嘩は犬も食わぬ
(ふうふげんかはいぬもくわぬ)
【意味】
夫婦喧嘩は一時的で、すぐ仲直り
したりするから他人が本気で心配
したり、まして仲裁などするもの
ではないことをいう。
笛吹けども踊らず
(ふえふけどもおどらず)
【意味】
人に何かをさせるつもりで
いろんな手立てを整えて誘っても
人がそれに応じて動いてくれない
ことをいう。
豚に真珠
(ぶたにしんじゅ)
【意味】
価値のわからない者には
貴重なものも何の役にも立たない
ことを例えたもの。
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冬来たりなば春遠からじ
(ふゆきたりなばはるとおからじ)
【意味】
今は辛くてもそれに耐えていれば、
やがては希望のときがやってくる
という例えとして用いられる。
臍が茶を沸かす
(へそがちゃをわかす)
【意味】
おかしくてたまらないこと、
馬鹿らしいことの例え。
下手の考え休むに似たり
(へたのかんがえやすむににたり)
【意味】
下手なものはいくら考えたところで
ろくな考えは浮かばないので、考える
のは休んでいるのも同然であり、
時間の浪費であるという意味。
弁慶の立往生
(べんけいのたちおうじょう)
【意味】
進退きわまり、どうすることも
できないことの例え。
弁慶の泣き所
(べんけいのなきどころ)
【意味】
急所のことをいう。
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弁慶の七つ道具
(べんけいのななつどうぐ)
【意味】
役に立たないことの例え。
仏造って魂入れず
(ほとけつくってたましいいれず)
【意味】
物事をほとんど成し遂げ
ながら、もっとも肝心なものが
抜け落ちていることの例え。
仏の顔も三度
(ほとけのかおもさんど)
【意味】
どんな温和な人でも無法な
ことをされればしまいには
怒ることの例え。
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