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天皇陛下のお言葉・メッセージ

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天皇陛下のお言葉・メッセージ

普通の日本人だった経験がないので、何になりたいと考えたことは一度もありません。皇室以外の道を選べると思ったことはありません。

(学習院高等科の最初の英語の授業で、「将来何になりたいかを書きなさい」という課題に対し「私は必ず天皇になります」と回答したことの真意を40年後にアメリカ報道機関に説明したときの言葉 引用元:『週刊ポスト』2019年3月15日号)


私がこれまで果たすべき務めを果たしてこられたのは、その統合の象徴であることに、誇りと喜びを持つことのできるこの国の人々の存在と、過去から今に至る長い年月に、日本人がつくり上げてきた、この国の持つ民度のお陰でした。

(在位30年式典でのお言葉)


憲法で定められた天皇像を模索する道は果てしなく遠く、これから先、私を継いでいく人たちが、次の時代、さらに次の時代と象徴のあるべき姿を求め、先立つこの時代の象徴像を補い続けていってくれることを願っています。


石ぐらい投げられてもいい。そうしたことに恐れず、県民のなかに入っていきたい。

(1975年に昭和天皇の名代として初めて沖縄を訪れるにあたり周囲に語った言葉)


東日本大震災からは四度目の冬になり、放射能汚染により、かつて住んだ土地に戻れずにいる人々や仮設住宅で厳しい冬を過ごす人々もいまだ多いことも案じられます。

(2015年の新年の感想)


このような両国の永く密接な交流のあいだには、我が国が朝鮮半島の人々に多大の苦難を与えた一時期がありました。私は先年、このことにつき私の深い悲しみの気持ちを表明いたしましたが、今も変わらぬ気持ちを抱いております。

(1994年3月24日、韓国の金泳三大統領を招いた宮中晩餐でのお言葉)


この両国の関係の永きにわたる歴史において、我が国が中国国民に対し多大の苦難を与えた不幸な一時期がありました。これは私の深く悲しみとするところであります。

(1992年10月、初めて中国を訪問した際、楊尚昆国家主席主催の晩餐会でのお言葉)


平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています。

(2018年12月の誕生日会見でのお言葉)


全国各地より寄せられた『私たちも皇室と共に平和な日本をつくっていく』という静かな中にも決意に満ちた言葉を、私どもは今も大切に心にとどめています。

(30年式典でのお言葉)


皇太子の時代も含め,これまで私が皇后と共におこなって来たほぼ全国に及ぶ旅は,国内のどこにおいても,その地域を愛し,その共同体を地道に支える市井しせいの人々のあることを私に認識させ,私がこの認識をもって,天皇として大切な,国民を思い,国民のために祈るという務めを,人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは,幸せなことでした。

(平成28年8月8日、象徴としてのお務めについての天皇陛下のお言葉)

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