坂口安吾（さかぐちあんご）
出典『恋愛論』

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【意味】

自分に負けていてはいけない。

自分に勝つためには向かい風にも
向かって歩かなくてはならない。

積極的に生きるとはたくましく
前進することなのだ。

【感想】

もうだめだと何もかも投げ出し
たくなる瞬間というのは誰しも
一度や二度はある。

しかし投げ出さずに何とかこの生を
生き抜くことはできないかと、一人
悶々としてくるしみ悩む。

相談すればいいというけれど、心
優しい人だと相手の負担を考えて
相談することさえ遠慮してしまう。

人生どう生きるべきか。孤独に
なり、欝になり、それが過ぎると
病気になってしまう場合もある。

相談できれば悩みというのは半分
解決したも同然だといわれるのは
そういうことなのだ。

誰かに何について悩んでいるのか
を話すことができれば、たとえ解決
できなくとも肩の荷はおりる。

解決して欲しいのではなく、ただ
心の負担を軽くしたいがための人も
中にはいる。

自分がそのときどの立場になるかは
わからないが、人生を果敢に生きる
ために必要な、聞き手にはなれる
かもしれない。

人の話を聞くということも、人生には
必要な学びである。

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