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連城三紀彦の名言

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連城三紀彦の名言

人間関係というのは相手との
距離さえ置けばうまくいく。

もめるのはその距離を越え
ようとするからだ。

連城三紀彦(れんじょうみきひこ)
出典『BIG tomorrow』

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【意味】

人間関係のポイントは相手との
距離の置き方。

親しくなるとつい接近しすぎて
しまうから要注意である。

【感想】

世に言う、スープの冷めない距離
という言葉がある。

これはつかず離れず、人間関係を
良好に保つための、嫁と姑の間を
表現するのによく使われる。

それにしても人間に必要なのは
この距離、間隔である。

鴨川のほとりで座るアベックの
あの距離感、絶妙ではないか。

奇妙ではあるが、あの何として
でも距離を開けようという感覚は
今でいうところのパーソナル
スペースというもので、人間社会
には不可欠な空間なのだ。

けれどももっとも気をつけなければ
いけないのは、心の距離感かもしれ
ない。

付き合い始めの恋人であろうと、
長年連れ添った夫婦であろうと、
そこには踏み込みすぎてはいけない
心の領域というものが必ずある。

そっとしておくべきはそっとし、
踏み込むべきときであっても、
それこそ慎重になりすぎるぐらい
がちょうどいいのかもしれない。

親元で暮らしていた子供が憎まれ
口を叩き、一人暮らしを始めた途端
に、身の回りの世話をしてくれた親
への感謝の気持ちを持つというのは
この距離のなせるわざである。

可愛い子には旅をさせろというのは
ここからくるのだろうかと思うほど
効果的なのではないだろうか。

心身ともにしっかりと距離を取る。
これ、関係良好の最良の道なり。

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