名言・格言・言葉の宝石箱

昨日を越え、明日を掴み、今日を生きるあなたへ

長田弘の名言・格言集

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長田弘の名言・格言集

 


本を読もう。もっと本を読もう。もっともっと本を読もう。


この世でいちばん難しいのは、いちばん簡単なこと。


悲しみを信じたことがない。どんなときにも感情は嘘をつく。


見えてはいるが誰れも見ていないものをみえるようにするのが、詩だ。


空の下で、樹のことばを、聴くように見、見るように聴く。


死の知らせを聞くと、どうしてか近しく、懐かしく思われる。そうなのだ。もっとも遠い距離こそが、人と人とをもっとも近づけるのだ。


きみはほかの誰にもならなかった。好きだろうがきらいだろうが、きみという一人の人間にしかなれなかった。そうと知ったとき、そのときだったんだ、そのとき、きみはもう、一人の子どもじゃなくて、一人のおとなになっていたんだ。


人生「なぜ」と坐ってかんがえるのもいいが、知恵ってやつは「なぜ」だけでは解けない。本質をたのしむ、それが知恵だ。


言葉は、言葉の限界にゆきつく努力によって言葉になる。


言葉は、言葉よりもおおきな沈黙のなかにある。


今日の時間というのは季節を持たない時間、時計が刻む時間です。近代が作ってきた社会というのは、時計が刻む時間を元にしてきました。


幼少期の記憶は、「初めて」という無垢の経験が刻まれている、いわば記憶の森だ。

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