名言・格言・言葉の宝石箱

昨日を越え、明日を掴み、今日を生きるあなたへ

三島由紀夫の名言・格言集

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三島由紀夫の名言・格言集

世界が必ず滅びるといふ確信がなかつたら、どうやって生きてゆくことができるだらう。


崇高なものが現代では無力で、滑稽なものにだけ野蛮な力がある。


生きることが難しいなどといふことは何も自慢になどなりはしないのだ。


初恋に勝って人生に失敗するというのは良くある例で、 初恋は破れるほうがいいと言う説もある。


青春の特権といえば、一言も以ってすれば無知の特権であろう。


愛するということにかけては、女性こそ専門家で、男性は永遠の素人である。


幸福がつかのまだという哲学は、不幸な人間も幸福な人間もどちらも好い気持にさせる力を持っている。


この世には最高の瞬間といふものがある。この世における精神と自然との和解、精神と自然との交合の瞬間だ。


人間はあやまちを犯してはじめて真理を知る。


空虚な目標であれ、目標をめざして努力する過程にしか人間の幸福が存在しない。


愛する者はいつも寛大で、愛される者はいつも残酷さ。


軽蔑とは、女の男に対する永遠の批評である。


精神を凌駕することのできるのは習慣という怪物だけなのだ。


精神分析を待つまでもなく、人間のつく嘘のうちで、「一度も嘘をついたことがない」といふのは、おそらく最大の嘘である。


善意も、無心も、十分人を殺すことのできる刃物である。


やたらと人に弱味をさらけ出す人間のことを、私は躊躇なく「無礼者」と呼びます。


潔癖さといふものは、欲望の命ずる一種のわがままだ。


愛するということにかけては、女性こそ専門家で、男性は永遠の素人である。


決定されているが故に僕らの可能性は無限であり、止められているが故に僕らの飛翔は永遠である。


或る小説がそこに存在するおかげで、どれだけ多くの人々が告白を免れていることであろうか。


或る小説がそこに存在するおかげで、どれだけ多くの人々が告白を免れていることであろうか。


好奇心には道徳がないのである。もしかするとそれは人間のもちうるもつとも不徳な欲望かもしれない。


事件に直面して、直面しながら、理解することは困難である。理解は概ね後から来て、そのときの感動を解析し、さらに演繹して、自分にむかつて説明しようとする。


男性は、安楽を100パーセント好きになれない動物だ。また、なつてはいけないのが男である。


神聖なものほど猥褻だ。だから恋愛より結婚のはうがずつと猥褻だ。


人間を一番残酷にするのは 愛されているという自信だよ。


自分の顔と折合いをつけながら、だんだんに年をとってゆくのは賢明な方法である。

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