林達夫（はやしたつお）
出典『文芸復興』

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【意味】

自分とは何か、人は常に自分を
探りながら生きなくてはならない。

自分を見つめ、自分の目的に
向かって行動してみよう。

少しずつ自分が見えてくるだろう。

【感想】

何も考えなくても生き続ける
ことはできなくもない。

食べるものを食べ、睡眠をとり、
漫然と近くの学校へ通い、卒業
したらとりあえずの優良企業と
呼ばれている会社へ就職する。

深く人生を考えずとも、自分が
この世に生まれてきた使命も
考えたって仕方がないとテレビ
に耽っていても人生は流れ去り
完結してしまう。

自分がどこからきてどこへ
消えていくのか。

なぜに何度も危険な目に遭遇
しながらいつも助かってしまう
のか。

そんなことを考えたこともなく
人生を終える人もいるかもしれ
ない。

 

ただ、そんな人を人は生存して
いた人とは呼んでも、生き抜い
た人とは呼ばないだろう。

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