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坂口安吾の名言(結婚編)

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坂口安吾の名言(結婚編)

夫婦は愛し合うとともに憎し
み合うのが当然である。

坂口安吾(さかぐちあんご)
出典『悪妻論』

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【意味】

人は愛しているからこそ憎しみも
感じるのである。

でもそれを悲しいことと避けないで
積極的に憎しみ合えば、より愛情が
深くなっていくだろう。

本当の愛がわかるかも。

【感想】

一面識もなく、何の感情もない人間
にブスと言われても、腹は立つだろ
うけれど憎しみまでは沸かない。

憎しみというのは、自分のことを
愛している人間にしか沸かない感情
だからだ。

愛している人間からの侮辱という
のは、なぜ腹が立つレベルじゃなく
憎しみレベルまであがってしまうの
かといえば、それは、そこに愛が
あるからである。

もっといえば、期待と甘えが潜んで
いるからである。

私のことを知っているはずのあなた
が、自分の欠点をわかっていて日々
悩んでいる私のことを知っている
はずのあなたが「何ということ」
だ、という期待からくる失望、
落胆なのである。

自分を知りもしない人間に怠け
ものと言われても、「ふん、あなた
に私の何がわかるのよ」で終わる。

 

けれども素性も日々の生活態度も
悩みも知っている身近な人間、
それも愛情を互いに抱いていたはず
の人間から「なまけもの」と言われ
たら、これはかなり応える。

努力している姿を知ってるはずで
あろうあなたがそれを言うか・・・

ということである。

愛憎とは切っても切り離せない
一枚のコインというわけだ。

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