目的を達成するためには人間対人間のウジウジしたかんけいに沈みこんでいたら、物事は進まない。そういう物を振り切って前に進む。
国家創業の折には、難事は常に起こるものである。そこに自分ひとりでも国家を維持するほどの器がなければ、つらさや苦しみを耐え忍んで、志を成すことなどできはしない。
おはんの死と共に、新しか日本がうまれる。強か日本が。
二人で刺し違えて死のう。
外国勢力と戦おうとする方法はただ筆と墨を用いるにある。武器を用いてやるのではない。
政(まつりごと)を成すには、清くかつ透明でないといけない。
彼は彼、我は我でいこうよ。
自分ほど西郷隆盛を知っている者はいない。