中原中也
なかはらちゅうや。
1907年~1937年
享年30歳。
日本の詩人、歌人、翻訳家。
さらなる人物紹介を読む。
関連書籍に中原中也全詩集
中原中也詩集 (新潮文庫)など。
~中原中也 名言~
昔私は思っていたもの
だった
恋愛詩なぞ愚劣なものだと
けれどもいまでは恋愛を
ゆめみるほかに能がない
だった
恋愛詩なぞ愚劣なものだと
けれどもいまでは恋愛を
ゆめみるほかに能がない
幸福は、和める心には
一挙にして分かる。
かたくなな心は、不幸で
いらいらして、せめて
めまぐるしいものや数々の
ものに心を紛らす。
そして益々不幸だ。
一挙にして分かる。
かたくなな心は、不幸で
いらいらして、せめて
めまぐるしいものや数々の
ものに心を紛らす。
そして益々不幸だ。
こんな思いをするのなら
花や草に生まれたかった
花や草に生まれたかった
私の上に降る雪は
いと貞潔でありました
いと貞潔でありました
思えば遠くきたもんだ
此の先まだまだ
何時までか
生きてゆくのであろうけど
此の先まだまだ
何時までか
生きてゆくのであろうけど
まことに人生、一瞬の夢、
ゴム風船の、美しさかな
ゴム風船の、美しさかな
汚れちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる
今日も小雪の降りかかる
汚れちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる