モハンダス・ガンジー

In matters of conscience,the law of majority has no place.

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●感想●

赤信号、みんなで渡れば怖くない。

真っ先にこんな言葉が浮かんだ単純
さが嫌だ。

しかしそう外れてもいないかもしれ
ない。

群集心理というものは、いつも
こんな発想からきていると思う。

この名言では良心と「心」の問題に
対して多数決の法則は適用されない
といっているけれど、これはそのま
ま「良品」と言い換えることが可能
である。

たとえば、「この商品は一番売れて
います」という言葉に人はだまされ
やすい。

一番売れているものとそうでない
もののどちらかを購入するかと悩む
とき、「こちらの商品が売上ナンバ
ーワンです」などと言われようもの
なら、イチコロだ。

しかしさらによく考えてみよう。

それは売上数の一番を示している
だけで、その商品の中身が一番だと
うたっているわけではない。

売れていることと、良い商品である
ことは必ずしも一致しないし、極端
に言えば、無関係だ。

百人中百人が購入しているのだから
いい商品という保障はどこにもない
し、誰も買わないからといって悪い
商品ということでもない。

そこに、百人の人が購入し、全員が
満足しているというアンケート調査
があるのなら話は別だけれど、売上
ナンバーワンということや、一番
多く売れているという数の多さに
騙されてはいけない。

 

それは成功や失敗を教えてくれて
いるわけでは全くないからだ。

心当たりはあるだろうか。

ｂｙ　ザーゼン

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