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宮本武蔵の名言(苦難を乗り越える)

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宮本武蔵の名言(苦難を乗り越える)

千里の道もひと足ずつ
  はこぶなり

宮本武蔵(みやもとむさし)
出典『五輪書』

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【意味】

長い道のりでも一歩ずつしか
進まない。

取り組むものが膨大でも、
先が見えなくても一歩ずつ進んで
いけばいつかは辿り着くだろう。

【感想】

完成された姿を見ると、
とてもこんなものは作れない、
続けられないと思ってしまう。

けれども確かに、最初からの
完成品など存在しない。どんな
巨大な建造物であっても、最初は
砂のひとかきということになる。

結果が見えないと気持ちばかりが
焦り、この道は自分には合わない
のではないかとか、こんなことを
していても結局なんにもならない
のじゃないかと不安になるが、
それを言いだしたらおそらくこの世
に何一つ創造物は出来上がらなかっ
ただろう。

耐え忍んだ歳月、耐え忍んだ人々、
そういう人々の必ず成し遂げると
いう意思が、この世界を輝かせて
いるのかと思うと涙が出てくる。

急いでいるならなおのこと、
今この一瞬の所作に全神経を集中
させることが大切だということ
にもなるかもしれない。

今の連続だけが現実なのだ。

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