ジャン・ジャック・ルソー

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【感想】

つまり･･･

存在するだけでは人生を生きている
ということにはならないということ
になる。

長生きという言葉はとても残酷で
そこに人生の質や幸福の真偽は
まるで入り込んでいない。

長く生きることが最高の生き方では
もちろんないし、短命だったからと
いってその人の人生の価値が下がる
ことも減ることもない。

要は、存在の長さがその人間の人生
の価値を決めるのじゃなく、いかに
生きたかということだけが人生の
価値を決める基準ということになる
だろうか。

生存することも簡単なことではない
けれど、生きることはとてつもない
奇跡の連続の上に成り立っている。

だからこそ、私たちは朝日や夕陽を
見るたびに、目頭が熱くなる想いが
するのだな。

一日という奇跡を生ききることの
難しさを、誰に教わったわけでも
ないけれど本能がわかっている。

 

生存していられるだけでも有難い
のに、そのうえ生きることができた
と言える一日を送ることができた
なら、それは極上の人生という
ことになるから。

ｂｙ　ザーゼン

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