ベンジャミン・フランクリン

In this world nothing can be said to be certain,except death and taxes.

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●感想●

逃れられないものの象徴としてある
のが「死」と「税金」だ。

これだけが確かだというのはあまり
に哀しい現実だけれど仕方ない。

幸福を感じていてもその寿命はいつ
まで続くかわからないし、不幸だと
感じていても、それがいつまでも
続くとも限らない。

今はいい暮らしをしていても、来月
には無一文になるかもしれないし、
電気もガスも水道も止められる生活
をしていても、家にあった一枚の
毛布をオークションに出して億万
長者になる話もある。

人生とはわからない。
一寸先のことは大統領にだってわか
らない。

なのに、これほどに不確定なこと
だらけの人の世で確実にやってくる
ものが、税の徴収と死というのだか
ら言葉がない。

支払うものを支払わないと生きた
心地もしないし、どこまでいって
も必ずついてまわるものなので、
人の死と同じレベルで語られる税
というものの怖さを改めて感じる。

税金とは現実をかみしめる材料と
しては超一流の役者だ。

 

どんなに楽しいことや夢のような
時間を過ごしていても、いっぺん
に現実に引き戻される。

恐ろしや、恐ろしやだ。

ｂｙ　ザーゼン

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