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大杉栄の名言(苦難を乗り越える)

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大杉栄の名言(苦難を乗り越える)

失敗はなお
無為にまさる

大杉栄(おおすぎさかえ)
出典『本能と創造』

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【意味】

何もしないで平穏無事に過ごして
いるより、なにか行動して失敗した
ほうが良い。

失敗から学ぶことはある。

失敗を恐れずに行動すれば、
きっと成功に導かれるだろう。

【感想】

行動の足かせになるものがあると
するならそれは、やはり「失敗」
するかもしれないという不安な
気持ちである。

失敗の不安がなかったならば、
おそらくほとんどの人は思った
ように行動していくだろう。

しかし世の中をわかればわかる
ほど、歳を重ねていけばいくほど
に腰が引けてくる。

失敗によってどういうことが
待ち受けているか、それをつい
つい考え手も足もでなくなる。

突き詰めて考えれば失敗という
のはどの時点でそう決定するのか
知りたい。

成功者のほとんどはその直前まで
チャレンジャーであったろうし、
チャレンジする中でただの一度も
失敗を経験したことがないという
人のほうが珍しい。

つまり言い換えれば、失敗したから
こそ成功につながったということに
なるのだから、そこには失敗など
結果としてなかったことになる。

失敗という烙印を押すのが何人も
早すぎるのではないだろうか。

というか、世の中に失敗というのは
本当に存在するのだろうか。

フルマラソンを走る選手が20キロ
メートル地点でビリだったからと
いって、それを負けといっている
ぐらい無意味なことではないか。

勝負は終わってみなければわから
ない。そしてそのゴールは死の間際
まで続く。

つまり、人生に失敗はなく、その
過程への判断があるだけなのだ。

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