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絶望(人生について)の名言・格言集

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絶望(人生について)の名言・格言集

五 歳 の とき つくづく 考え た こと は、 もしも 七十 歳 まで 生きる と すれ ば、 まだ 生涯 の 十 四 分の 一 を 耐え忍ん だ に すぎ ない、 という こと だっ た。 そして、 行く手 に 横たわっ て いる 長い 退屈 は ほとんど 耐え難い もの に 思わ れ た。 思春期 には 私 は 生 を 厭い つつ も 自殺 の 淵 に 立たさ れ て い た。 しかし、 なんとか 自殺 を 思いとどまら せ て くれ た のは、 もっと 数学 を 知り たい という 思い で あっ た。

ラッセル(イギリス哲学者)


常に 酔っ て い なけれ ば なら ない。 すべて は そこ に ある、 それ こそ 唯一無二 の 問題 で ある。 君 の 肩 を めりこま せ、 地上 へと 身 を かしが せる あの「 時間」 の 恐る べき 重荷 を 感じ ない ため には、 休み なく 酔っ て い なけれ ば なら ない。

ボードレール(フランス詩人)


あなた の 行為 が 他 の 誰 か にとって、 いかに「 成功」 で ある よう に みえよ う とも、 もし あなた 自身 の 経験 の「 高揚」 を 感じ なけれ ば、 それ は あなた にとって 成功 では ない だろ う。 それ ゆえ に 時折 われわれ から みる と 成功 し た よう に 見える 人 が 自殺 を し、 世間 が「 偉大」 で ある と 考え て いる 芸術家 なり 作曲 家 なり 政治家 なりが、 人生 は むなしい、 と いっ て われわれ を 驚か せる ので ある。

キャントリル(アメリカ心理学者)


神様 が 時間 を 少し しか くださら ず、 一日 に 僅か 二十四時間 しか わりふっ て くださら なかっ た もん だ から、 悔い改める こと は おろか、 十分 に 眠る 暇 も ありゃ し ない。

ドストエフスキー(ロシア作家)


人 の 一生 は、 たいてい 三 種類 の 要素 で 出来上がっ て いる。 どう という こと の ない おしゃべり と、 日常 の ありふれ た 出来事、 そして、 その 時 その 時 だけに 何 かを 引き起こし て 後 には 何 も 残ら ない 悪戯( いたずら)。 たった それ だけの こと で ある。

ゲーテ(ドイツ作家)


ある 二人 の 人 が 軍隊 に 入ろう と 望む か どう かと 尋ね られ た と すれ ば、 一人 は 望む と 答え、 もう 一人 は 望ま ない と 答える かも しれ ない、 けれども、 その 二人 が 幸福 で ある よう に 望む かと 問わ れ た と すれ ば、 二人 は ともに 少し も ためらわ ない で、 すぐ に 望む と 答える だろ う。 そして、 いま、 一人 が 軍隊 に 入る のを 望み、 他方 が それ を 望ま なかっ た のも、 ともに 幸福 で ある よう にと 望ん だ からには ほかなら ない の だ。 しかも、 一方 が 軍隊 に 入ろう と 望み、 他方 が それ を 望ま ない の だ。

アウグスチヌス(哲学者)


私 は ただ 人間 の 罪 という もの を 深く 感じ た の です。 私 は その 感じ の ため に、 知ら ない 路傍 の 人 から 鞭打た れ たい とまで 思っ た こと も あり ます。 こうした 階段 を だんだん 経過 し て 行く うち に、 人 に 鞭打た れる よりも、 自分 で 自分 を 鞭 つ 可 きだ という 気 になり ます。 自分 で 自分 を 鞭 つ よりも、 自分 で 自分 を 殺す べき だ という 考え が 起こり ます。 私 は 仕方 が ない から、 死ん だ 気 で 生き て 行こ う と 決心 し まし た。

夏目漱石(小説家)


あなた は いわゆる 社会政策 とか、 平和運動 とか、 これ に 類する 事柄 に あまり 身 を 入れ すぎ ない よう に し なさい。 それら は すべて 確か に 興味 ある、 また たいてい 称賛 す べき 努力 では ある が、 しかし それ によって 社会問題 も、 その ほか の どんな 問題 も 解決 さ れる わけ では ない。 この世 に 存在 する あらゆる 種類 の おびただしい 悲惨 時 は、 それ によって ほとんど 何 ほども 減ら ない で あろ う。

ヒルティ(スイス哲学者)


 

その 人 その 人 の 個性 によって、 各人 にとって 可能 な 幸福 の 度合い は 前もって 定め られ て いる。 とりわけ 人 の 精神力 には 限度 が ある ため に、 高尚 な 楽しみ を 味わう 能力 が どの 程度 の もの で ある かは はっきり きまっ て いる。 その 人 の 精神力 が 貧弱 で あれ ば、 外部 からの あらゆる 努力、 人類 が そして 幸運 が その 人 の ため に 行っ て き た すべて の こと を もっ て し ても、 その 人 に 平板 な 半分 動物 並み の 楽しみ や 快感 以上 の もの を もたらす こと は でき ない。

ショーペンハウエル(哲学者)


 

よし あなた が た が 大きな こと に 失敗 し た として も、 だからといって あなた が た 自身 が、 失敗 だ という わけ だろ う か? また、 よし、 あなた が た 自身 が いわば 失敗 の 作品 だ として も、 だからといって 人間 そのもの が 失敗 の 作品 なの だろ う か? また、 人間 が もともと 失敗 の 作品 だ として も、 いや、 それ が なん だろ う!

ニーチェ(ドイツ哲学者)


 

不完全 な 器官 を 持っ て 生まれ た 子供 の 場合 は、 精神状態 が ことさら に 重要 に なる。 それら の 子供 はより 難しい 状況 に おか れ て いる ため に、 過度 な 劣等 意識 を 持ち やすく なる から だ。 人格 の 原型 が 形成 さ れる 時期 に なる と、 彼ら は すでに 他者 よりも 自分 に 興味 を 持つ よう に なっ て い て、 その 傾向 は 大人 に なっ てからも 続く こと に なる。

アドラー(オーストリア心理学者)


人 は いま まで、 生存 する こと 自体 が 価値 だ と 思っ て、 生き延びよ う と し て き まし た。 しかし、 臓器移植 などで いくら でも 生き られる よう に なれ ば、 生存 は 価値 では なくなり、 逆 に いよいよ 人生 の 空疎 を 自覚 する かも しれ ない。

池田晶子(哲学者)


臓器 を 取り換え つつ 永遠 に 近く 生き て いく と、 今度 は 生きる のに 飽き て くる。 人間 は 無い物ねだり を する もの です から、 もう 死に たい と 望む。 みんな、 死ん だら 無くなる と 思っ て いる よう です が、 しかし「 無」 として の 死 は 存在 し ない の です。 つまり、 死ん でも 死な ない。

池田晶子(哲学者)


本当 の 感情 を 隠し て 愛想 を 振りまく のは、 プロ の アイドル だけに 任せ て おけ ば いい ん です。 好い て くれる 人 も いれ ば、 嫌っ て くる 人 も いる。 そんな の 当たり前 の こと だ から、 その 現実 を さっさと 受け入れ て 一番 ストレス が 少ない 付き合い 方 を 考え た 方 が 有意義 です。

千原せいじ(芸人)


ピラミッド について は、 おどろく べき 点 など まったく ない。 ある 間抜け な 野心家 の 墓 を 築く ため に、 あれ ほど 多く の 人間 が 一生 を 棒 に 振る ほど 堕落 し て い た、 という 事実 の ほう が はるか に 大きな おどろき で ある。

ソロー(アメリカ思想家)


怒り を 爆発 さ せる 人 は、 困難 を できる 限り 速やか に 克服 し たい と 望む。 その よう な 人 は、 最善 の 方法 は、 他 の 人 を 殴り 攻撃 する こと だ と 思っ た ので ある。

アドラー(オーストリア心理学者)


人間 同士 の 交際 は、 一般 に あまりに も 安っぽ すぎる。 われわれ は た がい を 益する 新しい 価値 を 身 に 付ける ため には、 ろくに 時間 を 使わ なかっ た くせ に、 ほとんど 間断 なく 顔 を つきあわせ て いる。 一日 三 回、 食事 だ と 行っ ては 集まり、 たがい に 鼻 もち なら ない カビ の 生え た 古 チーズ( つまり われわれ 自身) を その つど 相手 に さしだす。 そこで われわれ は、 この 頻繁 な 出会い を なんとか 我慢 の できる もの に し、 公然 と 戦争 を 引き起こさ ない で すむ よう に、 礼儀 作法 と 呼ば れる 一連 の 規則 を つくら なく ては なら なかっ た。

ソロー(アメリカ思想家)


各人 の 幸福 は 自分 の 五感 で 探す より 他 ない。 そして、 ヤコブ が 砂漠 で 神 と 格闘 し た よう に、 全身全霊 で みずから の 人生 と 格闘 し た 後 に、 幸福 に 到達 でき ない こと を 知っ て、 絶望 する より 他 ない。 言い換えれ ば、 人 は 自分 が まぎれ も なく 不幸 で ある こと、 しかも それ から 永遠 に 抜け出 られ ない こと を、 身 を もっ て 自覚 する 他 ない ので ある。 こうした こと を 悟っ た 者 は 幸福 では ない。 しかし、 幸福 という 幻覚 に 陥っ て いる 者 よりも 数段 マシ で ある。

中島義道(教授)

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