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親鸞の名言集

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2015-05-28_232312

 

ただ念仏のみぞ、
まことにておわします

よしあしの文字をもしらぬ
ひとはみな、
まことのこころなり
けるを善悪の字しりがほは
おほそらごとのかたちなり
【意味】
“よしあし”という簡単なひらがな
の字を知らぬような人であっても、
人間として大切なまことの心を
持っています。善や悪という字を
知っているような人が、うそや
いつわりの人生を送っている。

浄土真宗に帰すれども
真実の心はありがたし
虚仮不実のわが身にて
清浄の心もさらなし
【意味】
浄土真宗に帰入するけれど、外面は
真実らしく見せて、内心はうそ
いつわり真実の心がない我が身で
あって、清浄の心もさらにない。
「凡夫」といふは、
無名煩悩われらが身に
みちみちて、欲も多く、
怒り腹立ちそねみねたむ
心多く、臨終の一年に
至るまで
止まらず消えず絶えず
【意味】
「凡夫」というのは、わたしどもの
身にはあるがままのありようを理解
できないという、最も根本的な煩悩、
迷いの根源が満ちみちており、欲望
も多く、いかりや腹立ちやそねみや
ねたみの心ばかりが絶え間なく起り、
まさに命が終わろうとするそのとき
まで、止まることもなく、消える
こともなく

我はほどなく浄土に
帰るなり。
この世に言いおくこと
一言もなし。
真実信心の行人は、接取不捨
のゆへに正定聚のくらいに
住す。このゆへに臨終まつ
ことなし、来迎たのむこと
なし

 

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