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吉田兼好の名言(人間関係編)

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吉田兼好の名言(人間関係編)

何事も入りたたぬさま
したるぞよき

吉田兼好(よしだけんこう)
出典『徒然草』

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【意味】

人よりちょっと知っているからと
いって、得意になって離さない
ほうがいい。

物事を深く知っていることは
良いことだが、やたらと自慢しては
疎まれるものだ。

【感想】

相手にどれだけ知識があるかも
わからないうちに、ずいぶんと浅い
知識を披露して恥をかいたことが
ある。

上には上があるということをつい
忘れ、知っている事柄が出てくる
と黙っていられなくなり話したく
なってしまう悪い癖がある。

悪い癖とわかっていても、
せっかく得た知識をなぜここで
披露してはいけないのかなと
悲しくなることもある。

しかしここが我慢のしどころ
ということころなのだろう。

知っているからなんだと相手に
言われたら、「はい、たしかに」
としか返しようがない。

求められていないのに披露する
というのは、そういう返事がくる
ことを覚悟しなくてはいけない
ぐらい、ひとりよがりということ
になる。

実るほど、頭を垂れる稲穂かな。

この言葉を唱えて忍耐である。

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