ショーペンハウエルの名言と感想

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ショーペンハウエル

一つ一つの別れは死の味わい
をもたらし、
一つ一つの再会
は復活をほのめかす 

Every parting gives a foretaste of death,
   every reunion a hint of resurrection.

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●感想●

繊細な心で生きていれば、きっと
キャッチしてしまうこと。

それが人と人との別れ、そして
出逢いでの切なさと儚さ。

今でこそスマホやラインなどで
別れたあとにも、「無事に到着
した?」などと終わらない挨拶
が続くけれど、そんなものがない
時代には、人と人との別れの場面
というのはもっとドラマティック
でシリアスなものだった。

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それこそ今生の別れのように感じ
ることも普通であったし、事実、
まさかあれが最期になるとはと
いうほどに、人は何の前触れも
なくこの世を去っていく。

人は生まれた順番で死んでいく
ものではないのだなということが
肌身にしみてわかってくるとき、
自らの死についてもことごとく
向かい合うことになる。

死にゆくものがあるいっぽう、
この世に新たな命が生まれること
もまたあり、これは人に誕生の
記憶と喜びを呼び覚まし、生きる
活力を再び授ける。

みずみずしい赤子の手はあまりに
小さいけれども、100年生きた
人間の手よりずっと生命力をたぎ
らせ見るものをハッとさせる。

だいぶ話がそれてしまったが、
生き別れや死別があると同時に
人間界には再びめぐり逢うという
奇跡もある。

人はこれを「縁」と呼んで大事に
するけれど、必ずしもこれが復活
に結びつくかといえばそれはどう
だろう。

縁は結婚と似ていて、それ自体が
幸福いっぱいの箱というわけでは
なく、何をその中に詰めるかとい
う、箱をもらってからの課題の方
がよほど重要になってくる。

この世の中身は出逢いと別れ、
別れては出逢うという数珠のよう
なもので、どこで一喜一憂しても
それは永遠ではなく次につながる
ひとつの感情にすぎない。

一つ一つの再会が復活をほのめか
すというのは一部事実だけれど、
その再会によって閉じられる命も
あることを考えれば、復活そのも
のが必ずしも称賛に値するものと
はとうてい言えない。

 

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と同時に、一つ一つの別れは死の
味わいをもたらすということも、
その別れによってまさに生を取り
もどす人々もいる以上、悲壮感だ
けがあるわけでもない。

どの事象にも二つの側面がある
ということだ。

なにも思い悩むことなかれ。

by ザーゼン

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