
実地を踏んで鍛え上げない
人間は、木偶の坊と同じ
ことだ
人間は、木偶の坊と同じ
ことだ
夏目漱石(なつめそうせき)
出典『明暗』
【意味】
あれこれ御託(ごたく)を並べて
いても何もできない。
現実の場に接し、身をもって体験
して技能や精神を高めていこう。
【感想】
言うは易し行うはがたし
ということである。
大きな口を叩く暇があったら
なにか小さなことでもいいから
現実になにかをやれということ
なのである。
耳が痛い、実に耳が痛い。
経験よりまさるものはないと
いうけれど、これは年を重ねる
ごとにその重みを増していくよう
に思う。
考えてばかりでは人生は何も
変わらない。
熟慮することは大事だが、それが
次の行動につながるものである場合
に限って、もしかしたら重要である
と言い換えなくてはいけないかも
しれない。
行動こそ人生を変える。
これは本当にそうだ。