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菊池寛の名言(苦難を乗り越える)

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菊池寛の名言(苦難を乗り越える)

人生のどんな隅にも、どんな
つまらなそうな境遇にも、
やっぱり望みはあるのだ

菊池寛(きくちかん)
出典『出世』

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【意味】

恵まれない境遇にいても、全くの
絶望ということはない。

人間けっこう強いもので苦しい
ながらも一縷(いちる)の望みを
抱いていれば、そこから未来へ道が
開けるもの。

【感想】

住めば都という言葉がある。

人間というのは環境に順応する
生き物だから、自分の居場所を
都にまで高める知恵と力があるのだ
ろうと勝手に思い込んでいる。

事実、刑務所にだって楽しみは
存在するはずである。

変な話、なかなか逢えない任侠
映画に出演する大スターの訪問
などがあれば、虚無と悔恨の日々で
あってもその日を心待ちにすると
いう希望、楽しみを持てる。

極寒の地でなんの楽しみもない
だろうと世の中は思っていても、
現地の人は空に舞うオーロラを
見ながらスコッチを飲んで笑顔
でいるかもしれない。

何もないと嘆く前に、楽しむ心
を育てよう。

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