名言・格言・言葉の宝石箱

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茶の花香より気の花香

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茶の花香より気の花香

茶の花香より
気の花香

【意味】

来客をもてなすには、
香り高いお茶を出すよりも、
真心を込めて相手を歓迎する
ことが大切である。

たとえ粗茶であろうと、
もてなしの心が伝われば
相手も喜んでくれるだろう。

 

 

【感想】

旅番組の中で、芸能人が秘境を
訪ね、その村の人々に歓迎される
シーンをよく見かける。

さらに旅人は家へ招かれ、
とてもではないが綺麗とは言えない
粗末な土間に通されるのだが、
なぜか笑顔が浮かんでいる。

その日の夕食を食べるに必死な
慎ましやかな暮らしであること
が見て取れるのに、旅人のために
住人は湯をわかし、晩ご飯をこし
らえる。

少ししかないおかずながら、
遠くからきた客人に「どうぞ」と
差し出すとき、旅人の顔には笑み
ではなく、感涙の火照りが見える。

もてなしとは豪華さではないこと
を肌に感じて知った瞬間である。

今でも忘れないのは、食べきれない
ほどの料理でもてなされた友人宅の
食卓じゃなく、たった一杯のココア
だったけれど、直前まで温めた器に
注がれた甘い味だった。

ちゃんとした豆がないからと、
甘納豆を入れた赤飯の美味しかった
こと。

もてなしとは来てくれてありがとう
の心が通じて初めて感じるもの。

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